関東甲信越地方を2週連続で襲った大雪。
各地で観測史上最多となる積雪量を観測し、
犠牲者が出るほどの深刻な被害をもたらしています。
交通網が遮断され、電車や車の中に取り残された方々も多くいます。
コンビニやスーパーには食糧がなくなり、
ガソリンスタンドも燃料切れを懸念し、
給油制限をかけるお店も相次いでます。
物資が全く届かない状況が続き、
山梨県は「陸の孤島」となってしまいました。
私たちのところから一番近い国道20号線も
一時通行止めになっていた模様です。
14日(金)に出荷した野菜ボックスも未だ皆様の下へ届いておらず、
多大なご迷惑をお掛けしております。
現在、運送会社に問い合わせておりますが、
未だに電話が繋がらない状況にあり、所在が確認できておりません。
引き続き対応いたしますので、ご了承のほどお願い致します。
私たちの身の回りも胸の高さまである様な雪に囲まれてしまい、
一時身動きが取れませんでした。
手前の大きい雪山は先週作ったかまくらです。
かまくらの上に更に積もりました。
もう完全に雪国です。
ヤギのササメが小屋の中に閉じ込められていたところを無事救出。
私、シモゴンも鶏小屋まで体で雪をかき分け、鶏を救出。
この雪の中、産んでくれた卵。
生命力を感じます。
ありがたくいただきました。
あまりの雪の量に途方に暮れるたいちゃん。
昨日(16日)夕方に開通させて、車も出せる様になりました。
ちなみに勝手口の方はまだこんな状態。
8日の雪の後に雪かきしたんですけどね。。。
そして、見るも無残なハウスの状況。
家の前の育苗ハウスまで。。。
屋根の上の雪かきはしたのですが、その後も降り続け、
恐らく屋根から落ちた雪が側面からハウスを圧迫して
倒壊してしまったのものと思われます。
周辺の農家さんからも相次いでハウス倒壊の報告を受けています。
中には鶏舎のハウスや甲府の方では果樹のハウスまで被害が出ている模様です。
こればかりはどうしようもないですが、自然の怖さを身に染みて感じました。
代替えのハウスが確保できるので、何とかなりそうです。
ただ、これからの作業のことを考えると気が遠くなります。。。
こちらのハウスは何とか無事でした。
側面に落ちた雪をかき分けます。
自分の背丈と同じくらい積もった雪の壁。
その上に雪を放り投げなくてはならず、かなりの重労働でした。
かりんちゃんが心配して様子を見に来てくれました。
両サイドを何とか開通させました。続きはまた明日。
まだハウス内の支柱も直さなければなりません。
かなり体力を消耗して疲れ果てていますが、
明後日、明々後日(19、20日)とまた雪の予報のため
二次災害を防ぐ意味でももうひと踏ん張りです。
同じ地区内でも一部停電が起きたり、
上水道の故障で節水指令が出ています。
食糧の備蓄はあるので何とかなりますが、
一番怖いのは電気、ガス、水道のライフラインです。
まだ油断できないので、警戒しておきます。
電気が止まっても薪ストーブがあるので寒さは凌げそうですが、
水道管のヒーターが切れたら水道管が凍って破裂する恐れがあるので
それが一番怖いです。
先週の東京交流会の中止に始まり、
味噌・塩麹づくりイベントも延期に。
そして、今週の野菜セットも出荷を見送ることになりました。
我々としてもとても心苦しいです。
関係する皆様には順次ご案内をさせていただきます。
来ていただく予定だったWWOOFやゲストの皆さんも
全てお断りすることになりました。
とてもファームまで辿り着けない状況なのでご理解ください。
今もなお
1人住まいのお年寄りの方々
臨時の避難所に避難された方々、
診療が必要な方々、
たくさんの方々が助けを必要としています。
とても心配ですが、こういう時こそ力を合わせて
助け合いの精神で乗り切りたいと思います。
1日も早く平穏が戻ります様に。
シモゴンより