山梨県北杜市白州にある自然循環型のオーガニックファームのブログです。
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おいしい野菜の見分け方 その3  〜だいこん編〜



生活の知
恵としてのいいならわしに「大根をまくとき、怒ってまくと辛い大根ができる」という言葉があります。
大根の辛味は辛子油の有無によるもので、肥料不足・水分不足や
害虫におかされた場合に出やすいです。
こうした味は、人の喜怒哀楽には直接関係
ありませんが、どんな作業をするときも平和な心で行わないと、作物に障害がおきますよ、という戒めの言葉です。

野菜といえど、生き物です。文句を言われ粗雑な扱いをされて育つよりも、いい言葉をかけられて楽しく植えてもらい育ったほうが素直に育つはず。
それがおいしさにつながるといっても過言ではないように思えます。


ぴたらでは「何事も楽しむことを前提に!」を合言葉に作業をしています。
時には暑さの中、寒さの中の農作業もみんなでおしゃべりしながらやると、あっという間に楽しくできちゃいます。
そんな農作業の楽しさを、イベントを通してより多くの人と共有したいと思
っています。今後のイベント情報もどうぞお見逃しなく!!!

さて、大根は日本の野菜の中でも栽培の歴史がとっても長い野菜です。
古くは古事記にも登場します。
大根は、根っこの跡が縦に真っ直ぐ揃っているものが、まっすぐ素直にそだった証。根は白さが冴え、かたくしまりずっしりと重く、肌のきめ細かいものが良いものです。首が黒いものは老化してス入りが多いので避けましょう。
葉で見分ける場合は、鮮やかな緑色でみすみずしいものを選びましょう。
ぴたらの大根は、根もさることながら、みずみずしい葉っぱが自慢です。
大根の葉っぱは、実は、根の部分よりも栄養が豊富です。ビタミンAやCやミネラルがたくさん。


<ファーム通信vol.4(11/12号)より転載>

by彩華(畑担当)




おいしい野菜の見分け方 ”かぶ”
〜かぶのおはなし〜

かぶの原産は中近東に野生するナタネの変種です。
原種は今のようにまるまるしたかぶの形をしておらず、地下部は根っこが少し膨らんだくらいの形をしていて、もともと小麦の雑草的な存在でした。
小麦を栽培していた地域が大寒波に見舞われ、小麦が駄目になった際、デンプンを根に貯えるかぶは生き残り、小麦に代わって、人々の貴重なデンプン源として食されました。
より安定した冬場の食料確保を求めた人々は、このかぶの食べられる部分がもっと大きくなるように品種の改良を行い、今のかぶのように根っこと茎の間がまるっと大きくなったものになりました。
私たちが食べているかぶは、実は根っこではなく、茎と根の中間が肥大したものだったんですね。
おいしいかぶはやっぱりこの中間部分が命。写真のぴたらのかぶのように横にはっているものがおいしいです。
初霜にあたり、より一層甘さを増しました。ぜひ一度、生のまま食べてみてください。 

[ぴたらファーム通信vol.3(11/5号)より]
by彩華(畑担当)


ぴたらファームの一番人気野菜の”かぶ”



おいしい野菜の見分け方 ”ちんげんさい”
おいしい野菜とは何でしょうか?

おいしいという食味の感覚は、個人差があるので基準を立てづらいですが、おいしい野菜は=健康な野菜だとぴたらファームは考えます。
おいしい健康な野菜はゆっくりと無理なく育った野菜のこと。
化学肥料を使うと肥料が一気に吸収され急激に大きくなる、そのため、その急激さに作物の細胞作りは追いつかずに、軸に亀裂が入ったり、養分や水分の通り道である維管束が不揃いになりスカスカになります。
また、使い切れなかった化学肥料の成分は野菜の細胞に蓄えられるため、苦味といった味に影響を及ぼします。


では♪ぴたらのちんげんさいを見てみましょう。



葉っぱの葉脈が左右ほぼ対称できれい、それは無理なくゆっくりと成長した証です。
そして、軸は茎の大きさに比べてぎゅっとしまっていて細い。
維管束が綺麗な円でしっかりしています。
ぴたらではこんな風にしっかりと細胞が育つ野菜のペースを大切に育てています。


参考文献:『おいしい野菜の見分け方』 

(畑担当:彩華)
 ※ファーム通信vol.2より転載