おいしい野菜の見分け方 その3 〜だいこん編〜
2010.11.28 Sunday
生活の知恵としてのいいならわしに「大根をまくとき、怒ってまくと辛い大根ができる」という言葉があります。
大根の辛味は辛子油の有無によるもので、肥料不足・水分不足や害虫におかされた場合に出やすいです。
こうした味は、人の喜怒哀楽には直接関係ありませんが、どんな作業をするときも平和な心で行わないと、作物に障害がおきますよ、という戒めの言葉です。
野菜といえど、生き物です。文句を言われ粗雑な扱いをされて育つよりも、いい言葉をかけられて楽しく植えてもらい育ったほうが素直に育つはず。
それがおいしさにつながるといっても過言ではないように思えます。
ぴたらでは「何事も楽しむことを前提に!」を合言葉に作業をしています。
時には暑さの中、寒さの中の農作業もみんなでおしゃべりしながらやると、あっという間に楽しくできちゃいます。
そんな農作業の楽しさを、イベントを通してより多くの人と共有したいと思っています。今後のイベント情報もどうぞお見逃しなく!!!
さて、大根は日本の野菜の中でも栽培の歴史がとっても長い野菜です。
古くは古事記にも登場します。
大根は、根っこの跡が縦に真っ直ぐ揃っているものが、まっすぐ素直にそだった証。根は白さが冴え、かたくしまりずっしりと重く、肌のきめ細かいものが良いものです。首が黒いものは老化してス入りが多いので避けましょう。
葉で見分ける場合は、鮮やかな緑色でみすみずしいものを選びましょう。
ぴたらの大根は、根もさることながら、みずみずしい葉っぱが自慢です。
大根の葉っぱは、実は、根の部分よりも栄養が豊富です。ビタミンAやCやミネラルがたくさん。
<ファーム通信vol.4(11/12号)より転載>
by彩華(畑担当)