山梨県北杜市白州にある自然循環型のオーガニックファームのブログです。
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コラム:東京発スローライフ11 はらぺこあおむし
※野菜セットに入れているぴたらファーム通信vol.64より転載しています。


 このコラムは東京でファームの運営を担当している大樹が書いています。


 9か月となった娘が好きな絵本の一つに「はらぺこあおむし」があります。
あおむしが卵から生まれて、いろいろなものを食べて蝶になるという
ストーリーですが、蝶になるシーンが、カラフルに伸びやかに描かれていて、
そこを開く度に、娘はにこにこと笑ってこちらを見上げます。

 絵本の中ならば、かわいらしいけれど、本物のあおむしはちょっと・・・という方も多いと思います。
(ルソーによれば、それも育ち方によるもので、小さいときから田舎で虫なんかに囲まれて育てば、怖くならないとのこと。)

 有機農業(無農薬)で野菜を育てていると、少しくらい虫に食われる野菜のほうが普通だということに気付きます。
自然界では、虫がまったくつかない野菜などありえません。
スーパーで売っている慣行農法(農薬、化学肥料使用)の野菜の姿の美しさが、実は異常だということに気付きます。
僕は農薬や化学肥料が人口の爆発的増加を支えてきたことを否定はしませんが、時代は変わったと思います。
虫も雑草も生えないような薬漬けの畑で育っている野菜を食べていて、僕らの身体は大丈夫なんでしょうか?
あるいは、環境は大丈夫なんでしょうか?
実際のところ、土地に負荷をかける農業によって、土や生態系の豊かさが失われ、人々の暮らしが荒廃した地域が世界にはあります。

 一方で、有機農業では、必ず、虫がたくさんつくわけではありません。
自然界のバランスを崩すような野菜が現れた場合、つまりは病害にやられていたり、窒素量(=肥料)が多すぎて栄養過多になっていたり、季節に合わずに作物自体が弱体した場合に、特に虫がつくのです。
虫は、そうした野菜を食べることで、全体の調和をとっています。


 ぴたらファームでは、土壌を科学的に分析して肥料の量を最小限にしたり、防虫効果の高いハーブと野菜を一緒に植えたり、虫のつきやすい野菜に
寒冷紗(薄布)をかけるなど努力していますが、それでも虫がつくことがあります。
野菜セットに虫がいて、食べるのを躊躇したという場合は、遠慮なくご連絡ください。
ちなみに、はらぺこあおむしが可愛いというのは都会の見方であり、ファームでは、スタッフの指先で即摘み出されます。

運営担当/大樹


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ぴたらファーム報
vol.64 2012/7/27 UP!
家賃は窒素、コンポストトイレイベント第4回の様子
(コラム11)はらぺこあおむし





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