「オオムラサキ乱舞の放棄地」 <ファーム探し その4>
2011.01.04 Tuesday
ファーム探しの話の第4話です。
猿の威嚇に立ちすくんだ(第3話)後で、韮崎市の農政関係の方から、JR駅にも近い耕作放棄地を紹介してもらいました。僕らの作ったプレゼン資料が思いのほか効果的だったようで、担当者自身も乗り気になられたようでした。
紹介いただいた畑は、その昔利用されていたものの、今は背丈くらいの雑草が蔓延り、畑というより「夏草どもや夢のあと」的な古戦場の風情が漂っていました。既に傾いて忘れ去られたような小屋もありました。道路を開削したときの残土でできたと思われる小山もあって、市の担当者はヤギ山にできると本気とも冗談ともつかぬ感じでおっしゃっていたそうです。
この畑の問題は、道路に隣接しているために、絶えず響くトラックなどの音。
都会ではあたりまえの音なのですが、田舎らしい静けさを求めて畑に来たら、ちょっと、興醒めだよね、ということで選外となりました。
ただ、畑が先にあって、道路はそれを分断する形で後でできたということですから、音について顔をしかめたのは、この畑自身だったのかもしれませんね。
畑ならぬ草原に隣接する雑木林に入ってみると、驚いたことに、国蝶のオオムラサキが乱舞。
大きな蝶の翅がひらひらと雑木林に差し込む光に映し出される光景にちょっと息をのみます。
オオムラサキを見てみたい方、ご案内しますよ(笑)。
by タイジュ(運営担当)
(ファーム通信vol.7(2010/12/3号)より転載)
猿の威嚇に立ちすくんだ(第3話)後で、韮崎市の農政関係の方から、JR駅にも近い耕作放棄地を紹介してもらいました。僕らの作ったプレゼン資料が思いのほか効果的だったようで、担当者自身も乗り気になられたようでした。
紹介いただいた畑は、その昔利用されていたものの、今は背丈くらいの雑草が蔓延り、畑というより「夏草どもや夢のあと」的な古戦場の風情が漂っていました。既に傾いて忘れ去られたような小屋もありました。道路を開削したときの残土でできたと思われる小山もあって、市の担当者はヤギ山にできると本気とも冗談ともつかぬ感じでおっしゃっていたそうです。
この畑の問題は、道路に隣接しているために、絶えず響くトラックなどの音。
都会ではあたりまえの音なのですが、田舎らしい静けさを求めて畑に来たら、ちょっと、興醒めだよね、ということで選外となりました。
ただ、畑が先にあって、道路はそれを分断する形で後でできたということですから、音について顔をしかめたのは、この畑自身だったのかもしれませんね。
畑ならぬ草原に隣接する雑木林に入ってみると、驚いたことに、国蝶のオオムラサキが乱舞。
大きな蝶の翅がひらひらと雑木林に差し込む光に映し出される光景にちょっと息をのみます。
オオムラサキを見てみたい方、ご案内しますよ(笑)。
by タイジュ(運営担当)
(ファーム通信vol.7(2010/12/3号)より転載)