山梨県北杜市白州にある自然循環型のオーガニックファームのブログです。
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【イベント報告】大豆プロジェクト 夏のとうふづくり

 

 

こんにちは。まめです。

「大暑」なのに冷え込むこともあったり、台風の心配も尽きない、ちょっと不安定な日々ですね。

昔から8月後半になるまで宿題には手をつけなかった私はブログのアップも遅れてしまいました…

 

さて今回は、7月22日(土)に行われた「大豆プロジェクト vol.2」の報告です!

 

 

おさらいですが、

ぴたら大豆プロジェクトは、

ぴたらに集まった日本各地のさまざまな種類の大豆を育て

豆腐やきな粉、おからを使った石鹸など…

いろいろな大豆で、いろいろなものを手作りしていく体験プロジェクト。

ぴたらスタッフのまほ&まめ(大豆好き)が中心になり企画しています。

 

 

夏といえば、薬味をのせた冷奴!(と、ビールundefined

種蒔き&大豆の味くらべに続く、2回目のイベントは「夏のとうふ作り」です。

 

今回は大豆プロジェクト初の都内での開催が実現しました。

会場はぴたらのお野菜を使ってくれている高円寺のKIFRUITS TOKYO(キフルーツトーキョー)さんです。

 

 

種まき引き続き参加してくれている方や、

初年度のメンバー、「豆腐作りをやってみたかった!」という方など、

大人11名、お子さん1名のご参加をいただきました。

 

 

 

 

 

この日のために、まほちゃんが3年間にぴたらに集まった大豆をサンプル小袋にまとめてくれました!

いままでこんなにたくさんの豆に出会ってきたんですね〜。

「かわいくて、かわいくて」とデレデレ話すまほちゃん。もはや豆コレクターですね。

 

さっそく、とうふ作りをスタート。

 

今回は、

兵庫県三田市の山本直樹さん(通称ラモさん)からおすそ分けいただいた「みずくぐり」と

ぴたら産「シュウリュウ」「オオツル」の3種を使って豆腐作りをしました。

 

 

まずは一晩水につけた大豆をミキサーとお湯をブレンダーにかけて「呉(ご)」と呼ばれるペーストをつくります。

 

 

呉(ご)に味噌を入れた「呉汁」は耳にしたことがある方、実際に食べたことのある方も多いのでは。

 

呉の意味は?とよく質問があるので調べてみたのですが、

呉汁の呉は「ゴ」の音のあて字で、中国三国時代の国名の一つ「呉」、や、広島の「呉(くれ)」とも直接的な関連性はないようです。

 

 

続いて呉を絞って「豆乳」と「おから」に分けて、豆乳を火にかけます。

 

 

 

「焦げないように、細心の注意を払ってくださいね。」と説明中・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・ガチャっ(ドアの開く音)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?(一同、視線はお店の入り口へ)

 

 

 

 

 

 

「・・・どうも〜〜〜〜〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きぬお・・・・・

 

 

 

 

まさかの・・・  大遅刻!!!!!!(てへ)

 

 

 

 

 

「時間を勘違いしてジムに行っておりました筋肉」とのこと。

 

 

 

こうなったら鍛えた肉体で美味しいお豆腐を作っていただきましょう。

 

お仕置きその1:遅刻の証拠写真を載せさせていただきました。

 

 

 

 

 

さ、きぬおさんも無事に到着ついたところで、一番大切な「にがり」を入れるパートです。

 

 

お豆腐の硬さや食感を大きく左右する「寄せ」と呼ばれる工程に挑戦、ということで

 

この真剣な眼差し!

 

 

さあ一気に入れましょう!

 

 

最後は均一に混ぜて、ふたをして待つだけ。

 

緊張感のある瞬間でしたね。

 

 

 

豆腐が固まるのを待っている間に、6月に蒔いた大豆畑の生育状況を報告しました。

 

プロジェクターの写真は伝わりづらいので、写真を幾つかアップします。

 

 

 

みんなで蒔いた種は、無事に発芽!

 

 

そして、すくすくと成長中です!

 

7月は除草や土寄せを行いました。

 

たった1ヶ月でここまで元気に育つなんて!とみなさん驚きでした。

 

愛情込めて蒔いていただいたおかげですね。

 

 

 

さて、お豆腐の出来はどうかな?

 

 

 

 

オープン!の掛け声で鍋の蓋を開けると・・・

 

 

見事!綺麗に固まっています!

 

今回は2つの鍋でつくったので、一つを寄せ豆腐、もう一つは木綿豆腐に仕上げます。

 

 

 

寄せ豆腐を崩してさらしを敷いた型箱へ。

蓋をして重石をおいてさらに20分ほど待ちます。

 

 

 

ここで、木綿派のまめ(きぬお、ごめんなさい)が、お土産に持ってきた絶品「堅豆腐」を試食します。

 

 

富山・石川・福井の白山麓など、北陸の伝統食「堅豆腐」は、

木綿豆腐よりもはるかに硬くてどっしり。

 

実はこれが日本の豆腐のルーツであり、「遣唐使によって中国からもたらされた豆腐の原形」ともいわれています。

それにしても、見た目から想像するよりも遥かに重量のある豆腐。

「伝統」の重みを感じずにはいられません。

そして手で持っても崩れることがありません!

 

山深い豪雪地帯の五箇山では、水分量の少ない堅豆腐を持ち運ぶのに「荒縄」で縛って運んでいたそうです。

その硬さから「枕にした」とか「けつまづいて生爪をはがした」といわれるそうですよ。。本当でしょうか。。

 

今回は富山県南砺市のねこのくら工房さんから直にお取り寄せさせていただきました。

(宮脇さん、ありがとうございます!)

 

地元で生産された「エンレイ」と高清水山(こわしょうずやま)の湧き水を使った贅沢な1丁です。

 

 

 

 

 

関東では希少な「堅豆腐」。堪能させていただきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次は私たちが作った木綿豆腐のお披露目です!

 

 

 

 

大成功!!!!

 

歓声があがる店内!

 

 

 

 

 

 

 

できたての、ほかほかの、手作り木綿豆腐です。

 

 

 

 

 

 

みなさんの「おいしい〜〜〜」の顔に、

 

よかった〜〜〜〜〜〜〜〜と安心の二人。

 

 

 

 

本当に、よかったね、きぬお!

 

 

 

きぬお?????

 

 

 

 

 

ち、小さくなっちゃいました、、ではなくて、世代交代?

 

ちびきぬおの可愛さにみなさん悶えていました。。。

 

 

 

 

ということで、無事に豆腐も出来上がり、みなさんの笑顔も沢山見ることのできた2回目のイベントでした。

そして、冬には今年採れた大豆で豆腐作りを予定しています。

今回を上回る豆腐が作れるよう、

復習がてら、夏休みにぜひ豆腐作りをしてみてくださいね!

 

 

 

 

参加者のみなさん、

会場協力のキフルーツ・トーキョーの店長ハナコさん、

カメラ担当を引き受けてくれたみのりちゃん、本当にありがとうございました!

 

 

そして9月は絶対逃せない、「枝豆」の収穫です!

さらに加工ワークショップは、まほちゃん直伝の「きな粉」作りですよ〜。

 

 

それではみなさん、またぴたらでお会いしましょうね〜。

 

 

 

text by まめ 

photo by みのりちゃん

 

<今後の予定>

 

3回目:9/9(土)枝豆収穫&きなこ作り

4回目:11/18(土)大豆収穫&藁納豆づくり

5回目:12/9(土)&10(日) 冬のとうふ作り&おからせっけん作り

 

イベントは年5回予定でしていますが、毎回参加できなくても単発参加でも可能です。

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

 

お仕置きその2:とうふの角に頭を・・・。

 

 




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